ツールを使いこなす力

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ツールを使いこなす力

 

私はちょこちょこツールを作るのが好きで、

というか、

ツールに任せられる部分はツールにさせよう!

と思っていて、
思いついた手法をツール化できないかを考えるのが好きです。

 

ただ、ツールって「諸刃の剣」でもあって、
そのツールを使いこなせる力を持っていないと
意味をなさないどころが悪い結果を引き起こすことにもなります。

 

例えば、私は以前は会社員してましたが、
そこでは医薬品データの統計処理をしていました。

 

ある「A薬」は男の人に良く効くのか、女の人に良く効くのか、
それとも性別で効果に違いはないのか? とかを統計的にチェックするとしましょう。

仮に男性・女性とも20人で検査して、
男でで有効だったのが7人、女で有効だったのが14人だとして、
これは差があると言えるのか言えないのか?

感覚で判断してはみんなバラバラの意見になるので、
ちゃんと統計手法を用いて客観的に判断するわけです。

 

実際どうするかというと、SASという統計システムを利用して、
プログラムで3行ほどの式を打ち込めば例えばこんな感じで答えが出てきます。

 


 統計量                         自由度         値      p 値
 -----------------------------------------------------------
 カイ 2 乗値                         1      4.9123    0.0267
 尤度比カイ 2 乗値                   1      5.0193    0.0251
 連続性補正カイ 2 乗値               1      3.6090    0.0575
 Mantel-Haenszel のカイ 2 乗値       1      4.7895    0.0286
 ファイ係数                                -0.3504
 一致係数                                   0.3307
 Cramer の V 統計量                        -0.3504

 

ハイ、統計的にも男女で効果に有意な差があることが分かりました!

になるのですが・・

 

多分、今このブログを読んでいる殆どの方は
上記の表が何を表しているかサッパリだと思います。

 

でも

「カイ 2 乗値」の「p 値」が 0.05 より小さければ「有意な差がある」といえる

という情報を知っていたらどうでしょう?

 

とりあえずそれだけ知っていたら
「うん、差があるんだね!」と分かることができます。

 

でも

 

  • 「カイ 2 乗値」って何?
  • 「p 値」って何? どうして 0.05 で区別するの?
  • 他にもいっぱい書いてあるんだけど関係ないの?
     「Mantel-Haenszel のカイ 2 乗値」だと 0.05 超えてるよ?
  • つーか、そもそも書き込んだプログラムって何? その式はあってるの?

 

が分かっていないと、本当の意味でこの結果を理解することができないはず。

 

説明を求められた時に

「ここの値を見ればいいって聞いたから・・」

では誰も納得してくれないし、他への応用もできません。

 

システムやツールを使うと意味が分からなくても

「何となく、何かしら、それっぽいものが出来てしまう」

からこそ知識や技術なしに頼るのはとても危険なのです。

 

反面、テレビのようなものは
内部の仕組みがよく分からなくたっていいです。

これは、私たちにとってテレビはあくまで受身的な道具だから。

テレビはテレビが見れれば十分役目を果たしますから、
テレビの使い方だけ知っていれば十分です。

 

でも、これが記事作成ツール等だったら?

 

記事作成ツールの使い方を知っていたらいいというモノじゃないですよね?

 

何故なら、とりあえず使えて、
記事っぽいものができたからといって

「何かそれなりにできたし、そのままブログに投稿しよう」

なんてことをしていては、スパム記事になるだけです。

 

私もシリウスブースター改コンテンツバズーカー等のツールを特典としてお渡ししていますが、
たまに

「これらのツールを使ったら稼げますか? スパムになりませんか?」

という質問メールを頂くことがあります。

 

これは一部の情報商材の販売レターの責任かもしれませんが

 

 ボタンを押したら、クリックしたら、
 何もかもが勝手に出来上がって稼げる!!!

 

かのようなイメージを
ツールに対して持たれてしまっているのかなあと寂しくなります。

 

ま、確かにですよ。

 

食べたいものをしゃべったらお皿にのって料理が出てくるとか、
洗濯機に洗濯物を入れるだけで、アイロンがけもして、ちゃんと畳んで出てくるとか、
そんな夢のドラえもんツールは私も欲しいですが^^;

 

ドラえもん グルメテーブルクロス

 

でも残念ながら

「ツールを使うだけで稼げる」

なんていうのは、
このドラえもんツールと同じくらいあり得ないです。

 

ご飯が食べたかったら、
自分で献立を考えて、必要な材料を買ってきて作らないといけない。

 

でも自分でやるにしても使う道具によって「効率化」ができます。

 

豚の角煮を2時間、3時間と煮込むか、
圧力鍋を利用して30分でやるか?

お金があるならレストランに行って食べる選択もありますし、
使える人(奥さん)がいるなら作ってもらうという手もある。

 

先ほどの記事作成に置きかえれば、

全部自分でイチから全て愚直にやるか、
一部手作業は残るけどツールを使って効率よく作り上げるか、
出来上がっている記事を買うか、
外注に頼むか、

と、なります。

 

どのやり方でもいいと思いますが、
そもそも「記事を見る目」がないとダメですよね。

自分で描き上げる場合はもちろんそうですし、
ツールをつかっても材料の選択やアレンジ・仕上げができないと意味がないですし、
買った記事が良い物か悪い物か判断できないとゴミをつかむだけだし、
外注の記事も同様です。

 

特に「誰か」の前に出すものなら、なおさら。

 

ツールはとても便利だけど、
ツールを使う人自身がツールがなくてもできるくらいの知識や経験がないと
全く意味をなさないです。

 

とっかかりとして、
ツールでまず楽してみる、のはアリだと思いますよ。

苦労から入るとモチベーションが持ちませんし、
そもそも何ができるのかを確かめないと次に進めませんしね^^;

 

ただ、ツールでどういうことができるのかが分かってきたら

そのツールの力を真に発揮するにはどうしたらいいのか?

をしっかりと考えて欲しいし、そういう力を付けていくと
本当の意味で活用できるようになりますよ。

 




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